MEDICAL CARE INFORMATION診療案内

口腔外科

口腔外科では、親知らずの抜歯、顎関節症(あごが痛い、ガクガク鳴る、口が開かない)、口の中の外傷(ぶつけた、折れた、抜けた、切った)、歯の移植、嚢胞摘出などの外科治療、口の中のできもの、口内炎などを幅広く取り扱っております。

親知らず抜歯

親知らずはトラブルを起こしやすい歯
口腔外科

親知らずは、前から数えると8番目に生えてくる、思春期以降くらいから生えてくる歯で、30歳をすぎても生えてくることもあります。きちんとまっすぐ生えてこないことも多く、歯ブラシも届きにくいため、虫歯、痛みや腫れといったトラブルをよく起こします。
ただし、特に問題を起こさないケースでは無理に抜く必要はありません。まずは状態を確認し、レントゲンや必要に応じてCT撮影を行い、トラブルリスクが高い場合には抜歯をおすすめします。

親知らずの抜歯をおすすめするケース
  1. 大きな虫歯がある
  2. 隣の歯に虫歯を作る原因になっている
  3. 斜め、もしくは横に倒れて埋まっている
  4. 何度も歯茎の炎症を繰り返している
  5. 歯並びを悪くする原因になっている
  6. 顎関節症の原因になっている
  7. 粘膜を傷つけている
  8. レントゲン上で歯の周囲に嚢胞ができている

顎関節症(がくかんせつしょう)

2人に1人は一生のうちで経験すると言われています
顎関節症
顎関節症は、顎の関節とその周囲の筋肉に不調をきたすもので、あごの痛み、あごの雑音、口が開きづらい、という3主徴を特徴とします。
2人に1人が人生の中で一度は経験すると言われているほど、多くの人が経験します。ほとんどの場合は自然に治るとされていますが、原因が除去されないと症状に苦しみ続けたり、悪化したりすることがあるため、症状が続く場合には一度受診をおすすめします。

顎関節症を起こす原因

ストレス
ストレス
歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしり、食いしばり
悪い噛み合わせ
悪い噛み合わせ
外傷
外傷

顎関節症の治療法

◆スプリント(マウスピース)治療
歯科で一般的によく行われる治療として、スプリント治療が挙げられます。これはマウスピース状のものを装着し、顎への負担を軽減し、症状を抑えるものです。
◆咬合治療(噛み合わせの調整)
噛み合わせが原因になっている場合には、被せ物などで噛み合わせを整える、もしくは矯正治療をおすすめすることもあります。
◆症状に合わせた薬物治療
顎関節症による痛みが強い場合には、必要に応じて鎮痛剤などを投与することもあります。
◆日常生活での注意点・アドバイス
顎関節症を悪化させないための、日常生活での注意事項やマッサージ方法などのアドバイスを行います。

口の中の外傷

迅速な対応が必要です
口の中の外傷
歯をぶつけて折れた、抜けた、ぐらつく、口の中が傷ついた、というような場合、緊急な対応が必要です。このような場合にはできる限り早めに対処いたしますので、まずはお電話をください。ぶつけて歯が折れた、もしくは抜けた場合には、次の点を守ってご来院ください。
歯をぶつけて折れた、抜けた場合の注意点
  1. 欠けてしまった破片もできれば持ってきてください(くっつけられる可能性があります)。
  2. 歯が丸ごと抜けてしまった場合、歯根部に触れずに汚れを流水でサッと洗い、生理食塩水か牛乳に浸した状態で乾燥させないように持ってきてください(早めに対処すれば元に戻せる可能性があります)。

歯の外科治療

状態の悪い歯を外科治療で生かせる可能性があります
歯の外科治療
歯が悪くなって、抜かなければならないような状態になっても、外科治療により歯を生かすことができるケースもあります。例として次のようなものが挙げられます。

歯の再植
根管治療(根の治療)を行なっても状態が良くならないケースでは、歯を一度抜いて悪い部分を外側で取り除いた後、元の位置に戻すことで抜歯を避けられる可能性があります。
歯の移植
歯がダメになって抜歯をし、その部分に健全な親知らずを抜いて移植して機能させる、ということもできます。
歯根端切除
歯根の先端にある病巣が大きくて根の治療で改善しない場合、歯根の先端を外科的に切除するという方法が効果的なケースがあります。

口の中のできもの・口内炎

長引くできもの、口内炎には注意しましょう
口の中のできもの・口内炎
お口の中のできもの、粘膜トラブル、口内炎といったものは短期間で治るケースがほとんどですが、長引く場合には注意が必要な場合があります。
投薬などで状態が改善するケースも多いですが、状態によっては大学病院などの口腔外科に紹介させていただくこともあります。
まずは一度ご相談ください。

新着情報